今日は、県内公立高校の合格発表、そして終業式です。

無事、公立高校全員合格でした!
一方、現役の高校生に対し母校では、大学合格した先輩たちが、後輩たちに
受験の経験を話したと思います。

開進の卒塾生も、話をしてきました。3人が呼ばれているということは聞いてました。
そこで、どんな話をする?と聞くと、「やはり受験戦略ですかね?」との返事。

この受験戦略は、大切ではあるが、実はなかなか真似出来ない曲者です。

開進のWebでも書いてますが、戦略を教えることは簡単ですが実行は難しい。
その都度、チェックし場合によっては、目的を達成するために戦略変更を余儀なく
されることも多々あります。

生徒の学力をデータ以上に把握し、志望大学の傾向と対策を丸裸にしておかないと
なかなか難しいものです。

東京外大に合格した生徒が多分、その戦略について話をしたとおもいます。

例えば、早めに赤本を解く、センターを解いておくなどの話です。

もちろん、それはそうですが、早く解くことに、それほどの意味はありません。
それを、今後の学習にどう役立てれるかが大切なのです。

今は、大学情報が氾濫しており、ネットでググると偏差値から何から出てきます。
しかし最終的に戦うのは、生徒個人であり学力も個性も人によって千差万別です。

合格という山への登り方も違えば、持っている武器も違います。
それは偏差値には出てこない部分です。


開進で進路指導する際に見るデータは、学校で受けた模試のデータのみです。

つまり見るデータは、学校も開進も同じものを使います。

しかし、結果が変わるのは、暗黙知としてこちらが長い間、生徒を観察し分かっている部分を
加味して指導をするからに他なりません。

例えば、センターの得点と受験科目が分かっていれば、バンザイシステムなどで誰でも
一定の情報を得ることが出来ます。そこに教育のプロが存在する必要はありません。

しかし、現実には、-40点でも合格する。これは、その生徒に応じた受験戦略を行ったからで、合格までのレールを敷くのが役目だからです。

当然ながら基礎学力は高いに越したことはありません。しかし、(模試での)学力が同じでも、合格する者もいれば、残念な結果となった人もいるのは、基本、戦略ミスであることが多いものです。

学校での順番が自分より上位の者が落ち、自分が同じ大学に合格した!という話は、以前からよく聞きますが、これも、開進が持っている情報や、他塾とのからみから、非常にディープな地元の情報を全国レベルで集めることが出来るからです。

努力とか練習とかは大切ですが、どんな部活でも、間違った練習を一生懸命しても、当然ながらうまくなりません。同様に間違った(その生徒に合っていない)努力も合格は出来ないものです。大学入試は、全国大会・・・

これら本当に理解出来ると、自分なりの戦略が見えてきます。

どんな部活でも、他との勝負の際には、色々と調べたり、弱点を突いたりするものです。

彼を知り己を知れば百戦殆うからず
(今は敵というのかも知れませんが・・)

大学入試も同じですね。