もう皆さん、ご存じだと思いますが今年から愛媛県高校入試に「特色入学者選抜」が始まります。今回は、この「特色入学者選抜」について書いていきます。(詳しくは、「令和7年度愛媛県県立高等学校入学者選抜実施要項」をご覧ください。)
・出願に関して
中学校の許可が不必要ですので、誰でも出願出来ます。そのため、かなりの生徒さんが出願すると予想されています。ただし各高等学校から出願資格を発表していますので、詳しくは、そちらをご覧ください。県からの発表では、受検者の学習意欲、興味、関心、得意とする文化、スポーツ活動などを生かすことが出来るとされています。
八幡浜高校の場合
<出願資格>
〇次の1、2の両方に該当する者
1.本校普通科での学習活動に積極的に取り組み、成果が期待できる者
2. 以下の⑴~⑷のいずれかに該当する者
⑴ 部活動(クラブチーム等での活動を含む)に3年間積極的かつ継続的に取り組んだ者
⑵ 生徒会活動、学級活動等で中心的な役割を果たした者
⑶ 自主的に地域活動・ボランティア活動等に参加した者
⑷ 「愛顔のジュニアアスリート認定者」又は「ネクストエイジ育成強化選手」に指定された者
・定員数
八幡浜高校の場合
<定員数>
32名(全定員の20%)ただしスポーツ推薦等は11名
・出願時期
1月中旬となります。今までの学校推薦の代わりとなりますので、以前の推薦時期と同じです。
大切なポイント
・アドミッションポリシーについて
大学入試では既に行われていますが、今の教育機関には3つのポリシーが規定されています。
①アドミッションポリシー(どんな生徒に来て欲しいか?)
②カリキュラムポリシー(どう生徒を育てるか?)
③グラデュエーションポリシー(どうあれば卒業出来るか?)
③グラデュエーションポリシー(どうあれば卒業出来るか?)
これが、その3つのポリシーです。今回、受検者には、この中のアドミッションポリシーを理解しておくことが求められます。また各高校からは、入学時に求める生徒像を出されています。
八幡浜高校の場合
〇本校普通科に興味・関心を有する生徒
〇自らの進路を切り拓く確かな学力を身に付けたいと考えている生徒
〇勉強や部活動等の両立を目指して努力する生徒
〇自ら課題を見つけ、その解決に向けて、自ら考え行動する生徒
〇地域社会の一員として、地域の発展に貢献しようとする生徒
・受験日
令和7年1月31日
・検査項目
各学校から発表がありますが、作文、小論文、プレゼンテーション、実技など多岐にわたります。
八幡浜高校の場合
〇「小論文」の実施時間は60分。
〇「面接」の実施時間は5分程度です。
一言で言えば、今までの学校選抜において校長の許可なく出せるようになったということだと思われます。
※この「特色入学者選抜」に選ばれなくても一般選抜で同じ高等学校を受験することが出来ます。
・対策について
「自己アピール書」の書き方
①出願資格に関する内容(部活動等における取組状況や実績、取得資格、学習への取組状況、関心・意欲など)についてアピールしたいこと
②その他、アピールしたいこと」の2点を記述すること。
となっています。この自己アピール書は大切です。大学受験においても、この出来が合否を左右します。
「小論文」の書き方
①作文と小論文は異なります。意外と中学校では小論文の練習をしていないようです。
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