昨日、某私立高校で2020年問題についての話合いをしてきました。
お世話になっているPSコンサルティングシステムの小林先生、仲村先生と3人でお伺いしたのですが、学校からは、校長・教頭。指導主事(英語)・及び担当教員と数名出席され、色々な話をすることができました。
自塾生には、既にお伝えしていることですが、2020年より大学入試が大きく変わります。
それに伴い、2017年より高校入試も変わることになります。この2017年問題は、あまり言われてませんが、既に予兆はでています。私どもの住む地方での最大の問題は、地域格差が、そのまま学力格差になる懸念があるということです。
英語1つとっても、4技能(読む・書く・聞く・話す)という部分において「話す」だけは、ネイティブでかつ、「学力」を診断、そして向上させることが出来る人が必要になります。ネイティブというだけで通用はしません。(それなら帰国子女などの方がマシの可能性もあります。)
もう1つは、大学の序列化の問題です。これも半年ほど前から自塾生にはお伝えしていましたが、昨日、中教審にて諮問されたようです。これが決まりますと、日本も海外のように「どこの大学」ということをシビアにみられることになります。
英語だけでなく実際は、日本語の問題、論理の問題なども含まれていますが、残念ながら、その部分を大きく言うマスコミや教育関係者は少ないようです。しかし、英語は単に表現するスキルにすぎませんので、そのスキルを持って「何を表現する」ということの方が大切です。今、ここも精査していますが、ともかく学校だけで全てを対応出来るのは、お金のある学校・自治体だけだろうと思っています。
塾の役割を考えると「学校で出来ないこと(教育分野において)」をやるということですが、今後、学校が「出来ない」ことが、どんどん増えてきます。しかし塾でやるには、ハードルの高いものがたくさんあり、なかなかです。
一方、子供たちは、それを習得することを求められていますので、どうしても塾としてハードルを越えなければなりません。
また大学の序列化だけでなく、中学・高校の序列化も進んできます。ある先生が、そのことについて質問されましたが、全国上位の10校程度は、安泰かも知れませんが、それ以外は大きく順序が変わります。今回の中教審の答申は具体的かつ高圧的?ですので、やりきる可能性大です。
お子様たちが、教育においては今、潮目の時代を生きているとお考え頂ければと存じます。