中学受験説明会が終了しました。
本年も、愛光、済美平成と全員合格を果たしました。
愛光は、過去を含め全員合格となります。
まず、本校の指導カリキュラムを説明し、(非常に薄いテキスト)ですが、
これを何度もやることが基本とお伝えしたところ、
「本当にそんなので合格するのか?」
「小学生の低学年から塾に行かさなくて大丈夫なのか?」
というご質問がありました。簡単に申しますと、私どものカリキュラムは愛光に
合わせていますので、四谷大塚のような都市部の中学受験対応のテキストは使用しません。
また小学生低学年は、ご自宅できっちりと学習の習慣が出来ていれば、受験勉強としては
小5生からで大丈夫です。(最短は8か月での合格者もいますが・・・)
ただし指導内容は個別に近い形での対応となりますし、模試も結構受けて頂きますので、
小5からの2年間は、忙しいのは覚悟の上でとお伝えしました。
本年度の中学入試状況を見ますと、軒並み受験者数が減っています。
愛光の-117人を筆頭に各中学とも約70人減となっています。(松山東雲は、微減のー10名程度)
これは愛媛県の産業構造によるもので、消費増税アップのあおりはくらいながらも、円安の恩恵を得る
企業が少ないためと思われます。経済的に現在、厳しい状況であろうと思われます。
その後、2020年問題についてお話させて頂きました。中教審では、まだまだ喧々諤々の議論が行われて
いますが、決定事項だけをお伝えしたところかなりビックリされていました。
特に愛媛県では2017年の国体に向けてスポーツ一色となっていますが、この年からトライアルが入ります。
つまり現在の中3生(新高1生)から少しづつ新しい仕組みが入っていきます。ハンデがなければいいと思いますが
非常に厳しいスタートになる可能性があります。
また達成度テストが、ある意味、全員参加のテストとなるためこのスコアが大切になります。
推薦希望者も全員受験しなければならないテストとなりますので、現在のような学校推薦の形は全廃されます。
(ただし大学もピンキリですので、下の大学は、今まで通り、合格しやすいのは事実でしょうが・・)
英語に関しては、非常に大きく変わります。私の見解では、今の幼児英語だけではダメでしょう。
読む・書くに強いと言われている日本の英語(一方で話す、聞くはまったくだめとも言われていますが)ですが、
読む、書くも全然でしょうし、話す、聞くを音に慣れるというレベルであれば、幼児英語でもOKでしょうが、
最終的に英語で別の学問を学習するというレベルにまで引き上げておかないと最終的には、その英語は使い物に
ならないというです。最終的には大学側に求められている変革内容を読むと見えてきますが、制度と求められる
レベルの双方をしっかりと意識しておくことが大切です。
お母様が、中学入試よりも、この2020年問題に非常に興味をお示しになったため、この2020年問題に特化した
説明会を実施しようと考えています。(確かに中学入試をお考えのお母さんは、学校とか中学入試には詳しいですからね。)
これは、また本Webにて日程をお知らせします。