開進は、現在、南予地区に4校舎展開しています。
20数年前に宇和本校からスタートし、大洲校、内子校、そして3年前に八幡浜校を開校しました。大手チェーンと異なり、開進は、「それぞれの地域のための教育」をということで、校舎毎に、特徴を持っています。
〇宇和本校
宇和は、開進発祥の地です。
開校2年目から当時としては珍しい高校部を持ち、大学進学実績は、地域NO1を保持しています。しかし一方で、中学部は「宇和中」に限定し、学校内容の徹底理解を基本としています。
高校部には、宇和高、大洲高、宇和島東、宇和島南、野村、八高と多くの高校から生徒が集まります。そのため、教科書も進度も生徒によって異なりますので、「自立学習」の形になっています。ただし多くの生徒は、小・中学部から来ますので、中学部の間に「勉強のスキル」を身に付けています。
宇和は、JR駅が4つもある街だからか、本当に多くの高校に生徒が散らばります。普通な、高校の近くの塾に行くことが多いと思うのですが、宇和校に通う生徒さんは、敢えて他の高校の生徒と勝負をしたいと思っている者が多いのも特徴です。
また宇和地区は、大学進学先としても高い所を考えている生徒が多く(特に東、八高生など)そのため高校部では、かなり負荷をかけた問題を実施しています。
宇和の特徴は、高いレベルでの大学進学を小・中学生から考えている保護者の方のニーズに合わせているということです。
〇大洲校
大洲校の特徴は、「中学受験」と「大学受験」です。
大洲地区、特に新谷地区は、愛光など松山の私立中学を希望する生徒が多いのが特徴です。愛光の過去合格率100%ですが、これは愛光だけに特化したカリキュラムにて指導しているからです。通常、中学受験と言えば、四谷大塚の予習シリーズを使いますが、(灘、ラ・サールを受験するのであれば必要です。)開進は、「愛光」「済美平成」だけに特化していますので、市販の参考書と問題集での指導です。ちなみに愛光受験の算数は、愛光OB(なんと5期生)の先生です。
また高校は、一部、高校入試で松山東・南に生徒が流れますが、ほぼ大学進学希望者は、大洲高に行きます。そのため大洲校の開進は、「大洲高」の生徒だけを対象にし、曜日を決めて、一斉授業も実施しています。これは、学校を指定しているため出来ることです。今は、大洲高全体が、少子化とともに、ボーダーが下がり、学校の一斉授業だけでは足りない生徒も出てきています。しかし個別指導ですと、結局、負荷をかけられないため(映像だと言うに及ばず)学年を揃えての一斉授業を塾でも実施しています。ここでは、学校内容+αの問題を解説します。
大洲校の特徴は、「中学受験」という特別なニーズと大洲高の生徒のニーズに合わせています。
(中学部も存在していますが、基本、大洲高以上の高校を狙う生徒さんだけにしています。)
〇内子校
内子校が一番変わった形です。
内子地区では、中学のトップ層は、松山東・南に行くことが多く、その次に八高、そして大洲となります。そのため、小・中学部では、松山東・南への進学を前提としたカリキュラムを作っています。
その1つが、小学部の「ガウディア」です。これは、日能研と河合塾の作ったカリキュラムですが、中学受験をしない生徒にも最適です。松山東の場合、大体、中1の段階で500点中470点は最低欲しいところです。数学や国語などは、小学生のときから負荷をかけた問題をしておくことが大事。その辺りをうまく突いているカリキュラムがガウディアです。
中学部は、松山方面への合格を前提にしていますので、個人塾と違い、基本「4科目」指導を実施しています。
高校生の指導で、私どもが苦労するのは、中学時代に「間違った」指導をしている例です。太文字だけは、呪文のように覚えさせる。パターン学習で意味もなく詰め込む。ひらすら例文を暗記させる。これらは中学生の間は高得点ですが、高校生になると伸び悩む典型です。その理由は、「勉強が荒くなること。」「自分でどこがポイントかつかめなくなっていること。」「理屈が分からないので応用が出来ないこと。」です。このような学習を中学時代にさせてしまうと、クセを抜けさせるのに1年はかかりますので、高校では、かなりしんどくなります。そのため内子校の中学部では、全科目の勉強法を伝授する意味でも4科目を基本としています。
一方、高校部は、内子高からの大学進学がメインとなりますので、授業形式で英語を中心に実施しています。(松山に進学した生徒は、自立の形で、負荷のかかる理系科目は、オンラインで宇和、八幡浜につないでの指導になります。)
内子校は、幼児教育~中学受験、そして松山方面への進学を中心としたカリキュラムになっています。
〇八幡浜校
八高生だけの塾です。25名満席という他校舎と比べ小さいのですが、「実験校」の位置づけになっていますお。一般入試のノウハウは、全国の他塾が聞きにくるほどのものが出来ていますので、現在は、AO入試を中心にデータを取っています。ちなみに今年のAO入試での合格は、既に愛媛大3名、広島大1名となっています。(開進全体で)
基本自立学習の形ですが、現在のような冬期講習などの特別期間には、負荷を思いっきりかけるのも特徴です。現在、高1生であれば、英語は、大学入試問題15題、ターゲット1900を全部暗記がノルマになっています。
八幡浜校では、難関国立大を中心としたシステムでの運用になります。
そして現在、様々なところからご相談があり、どうにか準備が整いました。
2020年4月より、通信制高校が開校となります。場所は、宇和校で、内子にサテライト校が出来る予定です。
これに関しましては、現在、様々な関係機関と調整しています。大学進学だけでなく、就職にも有利になるようなカリキュラムを作っているところです。詳しくは、お問い合わせのページからご連絡下さい。