県内の公立高校の倍率(調整前)が発表されました。
南予は、軒並み1.0倍を割り込んでいます。

高校入試の圧力が弱まる中、大学入試では、東京を中心に非常に厳しい状況が続いています。

昨日の某学校との会議でも、今後は、東京の大学を中心に考えざるを得ないという話が出ていました。
既にFランクと言われる(早い話、名前を書けば合格するような)大学ですら、軒並み不合格が出ている模様です。

一方、国立大は、地方を中心に競争圧力が弱くなっています。東京周辺の塾では、滑り止めを国立にしている塾が多くなりました。

また2024年問題についても、お話しさせてもらいました。問題となるのは、eポートフォリオ。
私立には、2024年問題は、チャンス。県立は、仕組みを変えないと対応しづらいでしょう。

今後30年以内に、私立の半分は潰れると言われていますが、一方で、圧倒的な一人勝ちを収める学校も出てきます。
(県内だと、受験者数だけを見ると、済美の一人勝ちに近い)

また英語に関しては、知識から技能への転換が顕著になることで、最終的には、4技能でなく、5技能のスキルが求められる可能性が出てきます。(読む、書く、聞く、話す、やりとり)こうなると難関大合格には、今まで以上に英語は、訓練の時間が必要になってきます。こら、時間的にも厳しい・・。

ともかく、高校入試は、一過程。特に塾生の皆さんの受ける高校の多くは、競争倍率1倍を切っているので、安心しているかも知れませんが、その先の大学入試を考えると、今、とにかくしっかりと基礎力をつけておかないと大学受験では戦えませんよ。
(ちなみに競争倍率が1倍以下でも、入試得点が著しく低い場合は、不合格になりますので注意。)