中学生たちは4月から教科書が改訂されることは知っていても、「何が、どのように変わるのか?」を細かく掴めていない部分もあるようです。そこで、新教科書に準じたワークを見せ、現在のものと比較をしてみました。

最も大きな変化は英語です。私もワークを手にした瞬間、「分厚い」とすぐに感じました。実際に生徒らが中身を見てみると「今の内容と全然違う」「単語が多いし難しい」「今度の中1は大変そう」と、それぞれが率直な感想を口にしていました。さらにある生徒が、「なんか文字数が多くない?」と口にし、いいところにすぐに気付いたなと感心しました。

このように生徒が見ても一目瞭然、特に英語については大きく変わっているのです。また様々な英語表現についても小学校ですでに習ったことが前提とされており、ワークにもはっきりと明記されています。とはいえ今年度から小学校で英語が教科化されたばかりですし、現段階で英語習熟度はかなり個人差があるのではないでしょうか。中学校の授業においても小学英語の復習を取り入れつつ新教科書を学んでいくと思われますが、従来よりも早い段階で英語の苦手意識が芽生えたり不得意教科となったりする生徒は増えるかもしれません。特に小6生や保護者の方は、春休みは勉強面での中学準備を考える時期だと思います。4月からの大改訂を目前に控えた今、早めの準備が大切です。