県内では、3名の感染者から増えていないことなどから23日よりほぼ学校も再開しました。

一方、まだ増えている地域は、4月の新学期まで学校休校を決定しています。

大学でも、5月以降に授業スタートとするところも多く、東京都は、最悪「ロックダウン」を想定して

都立大への新規入学者に東京に来ないことなどを要請しました。
(大学側から生徒にはまだ連絡がないようですが)

突然の通報を受け、大学側も苦慮しています。

また別の地域の大学には、オンライン授業を配信するところも出てきました。

オンライン授業に関しては学習塾のみならず、学校でもスタートしたところがありますが、
中には、デバイスがないことで、教育格差だ!と言われたり、(スマホを持たせるな!いうからには
生徒個人のデバイスは無いですよね・・)

映像授業を見るだけで塾と言えるのか?(授業って分からないところを教えてくれることでしょ?)
などと様々な問題が出てきています。

ただし一方で、最近のアンケートでは映像授業で良いという保護者が57%いるそうです。
ただし「安い」映像です。全教科1000円というのが今の基準です・・。(-_-;;

実際、リクルートや学びエイドなどは全科目で月1000円~1500円。
教えている先生は、全て一流の予備校の講師ですので、映像授業の価格に疑問を持っている
保護者の方が増えてきて、それなら安い映像で十分じゃん!ということのようです。

もう1つの問題は、教育の二極化。

この休み中、勉強が進んだ生徒と休んだ生徒の学習量は、かなり違います。
単純に言って200時間くらいは変わります。この二極化は全国共通で、
どの先生方々も頭を
かかえていますが、基本的には、学習に関するモチベーションの差
が出たということでしょう。

この200時間を挽回するのは、生徒個人やるしかありません。
休んだ分を取り戻すというのは、かなりシンドイですが・・・

多くの塾が開校していたのも、学習する(させる)ことが塾の役割なので、
学びを止めるということは
本質的におかしいと感じた塾さんが多かったからだと推測されます。
(一方、地域の大手さんは、表向き休校しオンラインなどで対応していました。
 社会的立場から無料で対応されたと思います。)

都市部では、私立高校の実質無償化を受け、都立、府立、県立と三大都市圏で公立高校が苦戦しています。
なんとこのような大都市圏でも定員割れが続出しています。
根本原因は、「生徒を伸ばす」ことを最重要視していなかったことです。

単に優秀な生徒が優秀なままで卒業する・・(地元の県立No1高校はそうでしょう)ということに
保護者が、あまり意味を置かなくなっているということです。

それよりウチの子を伸ばしてくれる学校を・・というのが私立に流れた理由です。

今後、私立高校の動きも含め、本当に大きく教育環境が変わる気がします。
今でも私立高校からは色々と相談されますが、特に受験においては、生情報が大切。
そういう意味では、全国の塾のネットワークがあるのでかなり強いですが・・。

これから5年先、10年先に、どう変わっているか・・・

今、その過渡期の気がしますね。