現在、大学生のためのマレーシア研修のレポートの回収中です。
社団の活動で、海外研修を中・高校生用、大学生用と主催しています。
今後、始まるeポートフォリオは、実は既に海外では当たり前になっており、しかもこのeポートフォリオは大学でも使用します。(最終的には、企業にまでいくことになります。)そもそも高校からは、義務教育ではありませんので、自分で学びたいことを選択し、学校を決めて、自らの意思で進学すること阿になります。そのため高校~大学(院)までの学習や学びの履歴を書くことで、軸をぶらさず自分のキャリアを可視化出来るというものを作る・・それがeポートフォリオです。
マレーシアの大学でも、このeポートフォリオの授業は行われています。
既に文科省からは、eポートフォリオのひな形が出されています。問題は、これらが可視化されると得点化もされるということ。
今後、一発勝負の入試(今の一般入試)が少なくなり、AO等に比重が変わります。
小論文の対策をする学校も増えてきていますが、「経験・体験」に比重が置かれると、小手先の「書き方」では、対処できません。
現在、このeポートフォリオを意識した研修内容にするべく、色々と調査をしていますが、地方だとかなり厳しいのが実情です。
同時に、東京の私立の難易度が更に上がり、既に私立・国立の逆転現象が起きています。今の生徒たちが大学を卒業する4年後には、大きくランキングが変わっているのは、既に明らかです。
それを意識した地方国立大は、海外研修(それも2週間程度の短いもの)を多く取り入れています。
しかし地方の生徒は、そもそも海外にあまり行きませんので、大学側も頭を抱えているというのが実情。
(なので、色々とお話しを頂くわけですが・・)
今回の私共のプログラムは、マレーシアの国立大学に認められ、単位まで出ることになりました。
下記は大学のWebです。
そして今回は、日本から、天理大、大阪市立大、首都大東京から、先生方々がお越し頂いておりました。
保健、医療関係、社会学などそれぞれ専門分野の異なる研究者の方々も同行して頂いて、少数民族の村などにも行くことが出来ました。
(州とか国の観光庁が動いてます。さすがに、これは私共単独では難しく、UTHMの皆さん、及び日本からいらっしゃった先生方々のおかげです。)
ちなみに、スタッフは、その先生から、「KLでなく、ここに生徒を連れて来るというのがスゴイ。本当にしっかりやってるね。」とおっしゃって頂いたとのこと。
そもそもこの研修は、テーマを持っての学習をするためのものですので、個人で「旅行」の範囲で行けるところ、やれるところは、意味がありませんし、しません。当たり前ですが、普通の旅行では、他者(特に大学や企業などから)は、評価されません。私どもの立場としても、他が出来ることであれば、私どもがやる意味がありませんので、出来限り、生徒たちに日本だけでなく、他でも経験出来ないような内容を・・ということを基本に設計しています。
夏のプログラムは、マレーシアでもタイ国境の街のリゾートヴィラで行う予定ですが、実は、ここは孤児院も兼ねています。
第一回のプログラムでも、ハンディキャップのある生徒たちとの触れ合いを行いましたが、今回は、実際に孤児院の子供たちと一緒に生活し、そこで学ぶという内容が入っています。詳しくは、以下のページをご覧ください。(まだアップしてませんので、たまにチェックをお願いします。)